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#創作同人電子書籍 紹介 「東京から広島まで走ってみた」新谷明弘 #自転車 #旅 #エッセイ

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「東京から広島まで走ってみた」新谷明弘 #自転車 #旅 #エッセイ

 本作は数年前にご紹介したものなのですが、それを掲載したサイトが消滅してしまったので新たに書かせていただきます。

 モノクロまんが40頁。

 新谷明弘先生が自転車で東京から広島まで走ったときに感じたことをまんがにしたもの。
 リカンベントという寝そべった姿勢で漕ぐ自転車に乗って東京を出発。たしかにシティサイクルよりは性能はいいものの、果たして一日十時間以上、連続して800kmの走行に耐えられるのか……?

 やはりトラブルが続出、マップで指示されている道は自転車通行禁止で、廻り道をしていると道に迷ってしまったり、チェーンが外れたりタイヤがパンクしたり。チューブを交換するのはお手の物、しかし遂に前輪が大破。
 そんなときに地元の謎のおっさんが自分の自転車を貸してくれる……着いたら宅配便で送り返してくれ、と自転車を気前よく貸してくれるおっさん。何者なんだ……
 謎の自転車マニアレベル高位者に助けられ、はたしてこのコースを完走できるのか……?

00000000みかん03 深夜二時になっても街が見つからず雨の中暗闇で一人自転車を漕ぐ、ついに見つけた商店街の明かり……峠で登りと下りを繰り返したあとの、ついに下り坂にたどり着いたときのフィーバー状態。夕焼けを見て縦シューの画面のようにきれいだ……と、現実の景色を非現実的な創作作品のようだと思ったり……
 自転車を漕ぐなど単調な運動を繰り返し、疲労と脱水症状が極まってくると、なにかなんでもない普通のものが崇高なものとして感じられるような異様な気分になることがあります。いわゆるゾーンに入るなどと呼ばれているものだと思うのですが、本作には恐らくそのような精神状態が反映されているんじゃないかな? という描写が見られます。
 旅の終わりが近づいてきた時、実は自分はこの一週間、実験室のなかでVRゴーグルを付けられて自転車旅の仮想体験をさせられているのではないか……という妄想の絵がとても面白いと思います。
 
 また、頭が目玉というキャラが眼鏡を掛けていたり、水を飲むときには口が出てきたりするのが面白いところ。
 自転車で旅する楽しさが実体験に基づき、味のあるペン画で描かれる作品です。

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